2013年4月3日水曜日

ウェス・アンダーソンとの対話


「やあ、ウェス。」
「やあ。どこかであったけ?」
「いや、初めてだよ。僕はショーだ。」
「ショーね、よろしく。」
「ちょっと矢部浩之に似てるね。ウェス。」
「誰だい?知らないな。」
「羽毛の無い鳥みたいな男さ」
「それって、侮辱?」
「ごめん。ちがうんだ。ところで、きみの映画を思い浮かべたときにラグビーの試合で鼻が曲がった男か太った顔芸じいさんの困り顔以外に思い出せないんだよ。あとグウィネスがおっぱい揉まれるシーンかな。」
「うん、まあ僕としてはオーウェンやビルっていうのは、表情だけでひとつの物語を語ることができる存在なんだ。作品にとって非常に重要な俳優さ。」
「日本には松本人志っていう黙ることで笑わせる芸人がいるんだけど。」
「マツモト?知らないね。おかしいだけじゃダメなんだよ。哀しみもなきゃいけないんだ。」
「ロバートデニーロを使えばいいんじゃないか?」
「それはどうかな。彼はちょっと出オチ感があるだろ?」
「でも、彼は困り顔の天才だぜ。」
「検討しとくよ。」
(未完)

0 件のコメント:

コメントを投稿